◇ラグビー日本代表W杯事前合宿（イタリア・トレビゾ）

「優勝」を目標に掲げ、9月8日に開幕するラグビーW杯に臨む日本代表が31日、イタリア・トレビゾで行っている事前合宿を報道陣に公開しました。

イタリアでの合宿最終日となったこの日は午前9時からの実戦形式の攻防練習を公開。選手たちは、試合さながらの気迫で練習を行っていました。

全体練習後には、26日に行われたイタリア代表とのテストマッチでプレースキックが不調だったスタンドオフの松田力也選手と李承信選手が居残り練習。

スタッフ4人が見守る中、時折、映像で自らのキックを確認しながら、約20分間キックを蹴り続けました。

また、練習後にはリーダー陣の一角を担うフッカーの坂手淳史選手が取材に応じ、「イタリアに入る前の日本での3日間の合宿から結束力も高まって、やることも明確になっていい練習が積めている。26日のイタリア戦でもいいところはあったんですが、結果は勝てなくて、みんな悔しい思いしています。ただ僕らのやることとしては段々明確になって出来ているので、そこはW杯で出せればなと思っています」とW杯事前合宿を振り返りました。

W杯の開幕があと7日に迫り「緊張している」という坂手選手ですが、チームの雰囲気を問われると「チームの雰囲気はすごくいい。W杯に向かって1つになっていますし、今週末フランスに入るんですが、すごく楽しみな気持ちでいっぱいです」と笑顔で答えました。

日本代表は2日にイタリア・トレビゾからベースキャンプ地となるフランス・トゥールーズへ出発。9月10日にチリ代表とのW杯初戦に挑みます。