ブルージェイズ菊池雄星 背番号は西武時代と同じ16「直感で決めた」チームからの“心こもった動画”も決め手
メジャーリーグ、トロント・ブルージェイズと契約した菊池雄星投手が15日、入団会見を行いました。
背番号は西武ライオンズ時代と同じ「16」となります。この番号については「直感ですね、そこは。直感でこのユニフォームに16がしっくりくると思って決めました」と話した菊池投手。
ロックアウトで自身の契約が宙に浮いたままになっていたことについては「いつかは終わるので、終わったときにすぐにピッチングができる、試合に入れる、そういう準備をとにかく気持ちを切らさずにやる事が大事だと思っていました」と話しました。
また、ブルージェイズとの契約はあまり悩むこともなく、1日程度で決断したということですが、GMからもらったあるものが決め手の一つになったとも話しました。
「GMから8分くらいの街だったりとかチームを紹介する動画をいただきました。素晴らしいチームだということをいろいろな選手やスタッフが言っている紹介VTRを見させていただいて、それがすごく自分の中ではうれしいものでした」
菊池投手は今季は「個人としては、ローテーションを守る。1年間とにかくケガをせず、投げ続けるということ。しっかり自分の能力を100%出せるように準備をしていくということ」とのべ、チームとしては「世界一というのをこのチームは狙っていると思いますので、その力になれるように頑張りたいと思います」と意気込みました。
▽以下、菊池投手の主な一問一答
――ブルージェイズに決めた理由は?
とにかく、すごく素晴らしい球団、本当に世界一を目指しているそういう素晴らしい球団という印象があったから。何度か3年間で対戦してますけど、本当に街も素晴らしいと感じていますし、チームの雰囲気も対戦しながら本当に明るいチームだと感じていましたので、決断にはそう時間はかからなかったです。
GMから8分くらいの、街だったりとかチームを紹介する動画をいただきました。素晴らしいチームだということをいろいろな選手やスタッフが言っている紹介VTRを見させていただいて、それがすごく自分の中ではうれしいものでした。
――ブルージェイズからのビデオで何が印象に残った?
とにかく街や環境の素晴らしさを紹介していただいた。各セクションのスタッフからのコメントだったりだとか。何よりもチームメート、本当にレギュラーのスーパースターのチームメートたちがすごくこのチームに誇りを持っているというのが印象的でした。
――実際チームメートと会った印象は?
まだ2日間しかここにいないけども、とにかく選手が明るくってすごくクラブハウスが明るいなという印象です。
スタッフの方々も、本当にプロフェッショナルというか、プロ意識を高く持って仕事をされていて、素晴らしい環境だなということ。2日間だけしかいないですけど感じました。
――西武時代と同じ背番号16を選んだ理由?
「何番にしようか」って聞かれた時に、まあ直感ですね、そこは。直感でこのユニフォームに、「16」がしっくりくると思って決めました。
――昨年、前半戦は良かったが後半戦失速したが、なにか修正点?
フォームの改善というか少しの微妙なアジャストメントが必要だなと感じたので、そこをメインに取り組んできました。そのためのトレーニングだったりだとか、あとは気持ちのもちかたというのをすごく考えながらオフシーズンやってきました。
――何が自分の持ち味か?
ストレートが一番の自分の持ち味だと思っています。
そこをどれだけストライクゾーンの中で攻められるかというのが、1年間通してカギになるかなと。他にも三つの球種があるので、全てでいかにいいカウントをつくるか、というのがテーマになると思います。
――新たな捕手との関係構築について?
開幕までいつも以上に時間がないので、その短い時間の中ですごく、深く話をしていく必要がありますし、野球以外の生活だったりとか食事をしながらとか。そういう時間があれば、お互いを知れるチャンスになると思う。時間がないのでどこまで出来るかわからないですけど、そういう時間をなるべく作りたいなと思います。