フェンシング世界選手権の女子サーブルで、日本史上初の2連覇を達成した江村美咲選手が3日、会見を行いました。

日本選手初の世界選手権2連覇の偉業について、「今回2連覇の結果を残せて正直最初は夢かと思うくらい現実味がなかった。この1年間ケガだったり、試合前の不調が続いて、去年とは違う新しい挑戦だったから、そこで結果を残せたのは価値がある」と話した江村選手。

偉業の要因について「もともとは完璧主義で結果にこだわりすぎていい試合ができていなかった。クオリティにこだわることを重要視したけど、今度は勝敗へのこだわりが薄れていた。あとは全力でやる覚悟をきめること。勝敗にこだわるのは世界選手権の前にシフトした」と振り返りました。

また褒賞金500万円を受け取った江村選手。使い方を聞かれると「いつも支えてくれた家族にお礼のものを買いたいと思っていて、自分は特に欲しいものは特にない」と家族に感謝の気持ちを伝えたいことを話しました。

そして来年のパリ五輪に向けて「これまでと同じフェンシングをやっていたら勝てないというのは身に染みて分かる。コーチと共に進化し続けていきたい。目標は個人団体で金メダルをとること」と抱負を語りました。