プロ野球パ・リーグの日本ハムは24日、国内フリーエージェント(FA)権を行使した中日の福谷浩司投手と入団合意に達したと発表しました。

福谷投手は慶応大学から2012年ドラフト1位で中日に入団。プロ12年間で278試合に登板し、27勝33敗、54ホールド38セーブを記録。先発、リリーフとして幅広く活躍しました。

プロ12年目の今季は8試合に登板して、3勝1敗1ホールド、防御率3.72の成績。国内フリーエージェント権を行使したオフシーズンには、プエルトリコでのウインターリーグに参加していました。

移籍を決断した福谷選手は自身のXを更新しファンへ想いをつづっています。

▽コメント全文

私、福谷浩司は考え抜いた結果、北海道日本ハムファイターズに移籍することを決めました。12年間、選手としてだけじゃなく、人間として成長することをサポートしてくださった中日ドラゴンズの球団関係者、監督、コーチ、選手、チームスタッフ、バンテリンドームナゴヤ関係者、メディア関係者の方々すべてに厚く御礼申し上げます。

そして、良い結果を残せているとき、そうでないときにかかわらず、家族のように応援してくださったファンの皆様の熱い声援は、困難に立ち向かうための大きな原動力でした。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

今回のFA行使を通して、他の球団の考えを初めて聞く機会となりました。この場を借りて声がけをくれた球団には感謝致します。生まれ育った愛知の地を離れること、野球選手として育ての親であるドラゴンズを離れることを考えると本当につらいです。

ですが、いつか地域やチームの垣根をこえて野球界に貢献したいという強い思いのもと、野球選手としての経験を増やし、もっと成長し、高みを目指すことを目標に、移籍を決断しました。新しい環境でもチャレンジし続けたいと思います。

ドラゴンズで出会えたすべての方々のおかげで、幸せな12年間を過ごすことができました。本当にありがとうございました。

2024年12月24日
福谷浩司