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「1年目の走り見たら笑っちゃう」國學院・前田監督 大阪マラソンV平林清澄の祝賀会でさらなる期待を込める

2024年3月31日 9:30
「1年目の走り見たら笑っちゃう」國學院・前田監督 大阪マラソンV平林清澄の祝賀会でさらなる期待を込める
國學院大學の前田康弘監督と平林清澄選手
國學院大學3年生の平林清澄選手が30日、2月に行われた大阪マラソンの優勝祝賀会に参加しました。

平林選手は、今年1月の第100回箱根駅伝でエース区間の2区を走り、区間3位と好走、自身初マラソンとなった2月の大阪マラソンでは日本歴代7位となる2時間6分18秒を記録し、初優勝。初マラソン日本最高記録と学生記録を塗り替える鮮烈なマラソンデビューを飾りました。

この日、平林選手とともに祝賀会に参加した國學院大學の前田康弘監督は、「記録もそうですけど、記憶に残る走りをしてくれた」と頬も緩みました。

前田監督は、最終学年となる平林選手を新主将に抜てき。「自分が緩みそうになった時に主将として自分がチームに全てのレースで勝ち切ろうよっていう提案をし、それをチーム目標としてやってる以上、キャプテンが緩むわけにはいかないという部分の気持ちが今回出たのかなと。無意識って言ってますけど、絶対脳裏にはあったと思う」とその責任感が初マラソンの勝因と分析しました。

また、丸3年の成長を見届けてきた姿に、「かなりのパワーアップをしています。1年目の走り見たら笑っちゃうぐらいの走りなんで」と笑顔。「日々彼が鍛錬を重ねた努力の結晶」と評価しました。

今後の目標は、平林選手の4年後2028年に行われるロサンゼルスオリンピック出場。その前に翌年行われる2025年世界選手権東京大会のマラソン参加標準記録(2時間6分30秒)をすでに切っています。前田監督は「候補にはもちろん上がってくる」と期待を込めました。

また次戦4月21日に中国・上海で行われる上海ハーフに出場予定。同大会には、マラソン出場を目指す青山学院大学の太田蒼生選手もエントリーし、両選手の激突に注目が集まります。
最終更新日:2024年10月18日 11:04