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シダマツが全日本初制覇 志田は撮影中涙を抑えられず顔覆う 歓喜の写真はピースから1本指に【バドミントン】

2024年12月30日 17:30
シダマツが全日本初制覇 志田は撮影中涙を抑えられず顔覆う 歓喜の写真はピースから1本指に【バドミントン】
全日本選手権で初優勝を果たしたバドミントンのシダマツペア(写真:西村尚己/アフロスポーツ)
◇第78回全日本総合バドミントン選手権大会(30日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)

女子ダブルスで志田千陽選手と松山奈未選手のシダマツペアが全日本選手権で初の優勝を手にし涙を浮かべました。

決勝は、パリ五輪混合ダブルスで銅メダルを獲得した元ワタガシペアの五十嵐有紗選手(旧姓:東野)と櫻本絢子選手の新ペア。

第1ゲームは安定したゲーム展開でシダマツペアが21-5で先取します。しかし第2ゲームは初ポイントは獲得するもののその後6ポイント連続奪取され一気にリードを奪われます。シダマツペアが6-7と追いつくも五十嵐選手のスマッシュが決まり、一進一退の攻防が続きます。それでも笑顔を見せ、鼓舞しあうシダマツペア。4連続ポイントを奪い15-14で逆転に成功します。1ポイント1ポイント長いラリーが続く展開が続きますが、最後は松山選手がポイントを決め、21-19で初優勝をたぐり寄せました。

優勝した瞬間、喜びの声をあげるシダマツペアは目に涙を浮かべます。その後の写真撮影では普段指を2本立てピースで対応しますが、1位となった今回は人さし指のみたてて優勝をアピールしました。そんな志田選手は撮影途中にこみ上げる涙を抑えることができず、おもわず両手で顔を覆いました。

ペア結成10年でつかんだ全日本選手権初優勝。この大会を最後に松山選手はコンディション調整のため休養。その間に志田選手は2016年のリオ五輪で“タカマツペア”として金メダルを獲得した松友美佐紀選手とペアをくみ国際大会に挑みます。
最終更新日:2024年12月30日 17:41