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「氷に乗ると遠い存在」本橋麻里 自ら生み育てたロコ・ソラーレとの大接戦を振り返る

2023年2月3日 13:51
「氷に乗ると遠い存在」本橋麻里 自ら生み育てたロコ・ソラーレとの大接戦を振り返る
LS北見・本橋麻里選手(C)JCA IDE
◇日本カーリング選手権・予選リーグ ロコ・ソラーレ 9-7 LS北見(3日、アドヴィックス常呂カーリングホール)

世界選手権代表をかけた日本選手権に初出場となったLS北見(ロコ・ステラ)。

ロコ・ステラは2018年11月に設立されたロコ・ソラーレの育成チームであり、両チームは言わば“姉妹チーム”。本橋麻里選手(LS北見)にとってみれば、ロコ・ソラーレ、ロコ・ステラともに自らが生み、育て、強化してきたチームです。

今回、日本選手権では初対戦となりました。

試合は両チームともにスチールを許さず、同点のまま最終10エンドを迎える大接戦。不利な先攻のロコ・ソラーレが強力なナンバー1をつくり、これをLS北見がはじき出せず、9-7でロコ・ソラーレが勝利しました。

試合後、LS北見の本橋麻里選手は「勝ち切ることはできなかったが、楽しく試合ができました。グランドスラムで優勝したり、目標を達成して駆け上がっているチームと、若いチームが戦えて、LS北見にとっては、胸を貸してくれてありがとうと思いながら戦っていました」とコメント。

妹チームから見たロコ・ソラーレについては「近いお姉ちゃんだけど、氷に乗るとすごく遠い存在に思える、メリハリのあるお姉ちゃんたち」と答えました。

また決勝トーナメント進出とはなりませんでしたが、LS北見が目標の日本選手権に出場できたことについて「次世代のカーリング選手をという思いで(ロコ・ステラに)着手して、5年くらい経った。手っ取り早く強い子を集めるというチームよりは、紆余曲折した子だったり、悔しい思いをしている子だったり、様々なキャラクターの子たちを集めたので、着実に日本選手権という舞台に来られてよかった」とこれまでの育成について振り返り、「日本選手権の常連になれるような強さ、底力を持ったチームを作っていきたい」と今後の目標について語りました。