【高校サッカー】悲願の優勝には届かず 大津高校の戦いをもう一度
12月29日の1回戦。大津の攻撃力を警戒した福井商業は、自陣ゴール前に6人を並べる徹底ぶり。
この分厚い守備を、184センチ、兼松将選手の高さでこじ開けると、29本ものシュートを放ち4得点。快進撃を予感させるスタートを切りました。
続く31日の2回戦。札幌大谷との試合でも勝負所でゴールを奪い、したたかに接戦をものにしました。
そして迎えた大一番。1月2日の3回戦の相手は、この大会での優勝経験もある流通経済大柏。強さと速さを押し出す流経大柏に、ロングボールから先制を許す苦しい試合となりました。
前半はシュートすら打てなかった大津ですが、後半、キャプテンの五嶋夏生選手が同点ゴールを決めます。しかし、またもロングボールから失点し、再び追いかける展開に。
それでも堅い守備を破ることができず、日本一への挑戦は終わりました。目指した場所にはたどり着けませんでしたが、この日の悔しさが彼らをまた強くします。