“個人技と奪う力” で目指すは全国の舞台「長崎ドリームFCジュニア」《長崎》
今月下旬に行われるサッカーの九州大会に出場する小学生チーム。
巧みな技術を武器に全国の舞台を目指します。
相手にボールを奪われないキープ力。
キレのあるドリブルで局面を打開します。
長崎市のクラブチーム『長崎ドリームフットボールクラブジュニア』は、去年12月、小学5年生以下の県ナンバーワンを決める「米濵・リンガーハットカップ」で、4年ぶり3度目の頂点に輝きました。
大会では得意とするドリブルを中心とした攻撃に加え、攻守の切り替えが速いサッカーで頂点に立ちました。
(菅原 奏太選手)
「最後までみんなが諦めずに頑張ってたことで、勝ち切れたのが良かった」
チームに所属する小学生は、75人。
週2日の練習では 1対1のドリブル練習など、基礎技術の習得に徹底して取り組みます。
運動能力が高く発達する時期 “ゴールデンエイジ” であることから、基礎技術や自主性を養うため、個人技の向上に力を入れています。
(川瀬 亮コーチ)
「ドリブルが大好きな子が多いので、その学年の特徴を生かしたサッカーをすることをコンセプトに置きつつ、その中でも “ボールを奪う” っていうのは大事。どの学年でも、共通理解の中でやらせている」
抜群のボールコントロールをみせるのが、10番を背負うキャプテンの菅原 奏太選手 5年生。
(菅原 奏太選手)
「ゲームの流れを変えたり、チャンスを作ったりすることが僕の役割。相手から、嫌だなと思われる選手になりたい」
キレのあるドリブルと、ゴール前での精度の高いパスを武器とする司令塔です。
守りの要は、ゴールキーパーの竹田 惺選手。
163センチと5年生としては長身。
長い手足をいかして、県大会決勝でも好セーブを連発しました。
ハーフウェーラインを超える強いキック力は、攻撃の起点にも。
(竹田 惺 選手)
「(シュートを)止めると気持ちいい。キック力を生かしてカウンターの起点になることが、自分の得意なプレー」
現在の5年生は、4年生の頃から九州大会で準優勝するなど、ここ数年で最も力がある学年だと川瀬コーチは評価します。
課題としているのが「ボールを奪いきる力」を強化し、相手に攻撃の自由を与えないこと。
この日も素早く寄せて、奪いにいくことを意識した練習に取り組んでいました。
九州大会で決勝に進出すれば、5月に開催される全国大会の出場権が獲得できます。
(竹田 惺 選手)
「前回は準優勝に終わってしまったので、今回は優勝できるように頑張りたい」
(菅原 奏太選手)
「九州で活躍して決勝に進出して、全国の出場権を取りたい」
九州大会は、今月22日に熊本で開幕します。
この大会には、県大会で準優勝した「スネイルサッカークラブS」も出場します。