テニス×卓球×バドミントンのいいとこ取り!?「ピックルボール」 人気上昇中の新スポーツ《長崎》
アメリカ発祥で人気が高まっているニュースポーツ「ピックルボール」。
幅広い世代が気軽に楽しめるという、その魅力に迫ります。
海辺の広場に響き渡る、心地いい打球音。
長崎市の水辺の森公園で行われたのは、ピックルボールの体験会です。
(ダニエル ムーアさん)
「テニスと卓球とバトミントンを足して3で割ったような。全部いいとこ取りして作られたスポーツ」
1965年アメリカで誕生したラケットスポーツ「ピックルボール」。
使用する道具は、卓球のラケットの約2倍の大きさのパドルと、多数の穴が開いた直径7センチ前後のプラスティック製のボールです。
県内で初めて開かれた体験会のゲストは、元全米チャンピオンのダニエル・ムーアさん。
日本での競技人口を増やそうと、普及活動に取り組んでいます。
(元全米チャンピオン ダニエル ムーアさん)
「誰でも簡単にスポーツが楽しめるっていうところが1番の魅力。30分から1時間練習すれば、上手い下手はあるが、すぐに誰でも楽しめるスポーツ」
コートの広さはバドミントンと同じ。ネットの高さは約87センチです。
ボールに穴があいていることで、風の抵抗を受けやすく、強く打っても速度が抑えられます。
わずかな時間で軽快にラリーができるようになるそうです。
発祥のアメリカでは現在、3650万人ほどがプレー。
プロリーグやツアーが行われるなど、近年、急激に人気が高まってます。
(元全米チャンピオン ダニエル ムーアさん)
「元々は結構、高齢者の人がメインでやっていたスポーツ。体力的に今ちょっと厳しいような人向けに、誰でも本当にできるというスポーツとして広がった。若い人も一緒に楽しめるので、男女 年齢構わず、長崎県の皆さんにピックルボールをの楽しさを経験してほしい」
シングルスやダブルスで戦うピックルボール。
11点先取のゲームで、サーブ権があるときだけポイントが入り、ミスをしたら相手にサーブ権が移ります。
サーブのあと、2球目まではツーバウンドルールが適用され、サーブを返す人、そしてそのリターンは、一度ボールをバウンドさせなくてはなりません。
体験会には、県内から30人が参加。実際にやってみた感想は。
(佐世保市から)
「すごく楽しい。佐世保市は特に基地があるので、基地の方ともコミュニケーション取ったり、交流が作れるスポーツだと思うので、佐世保市でも頑張って広めて県自体で盛り上がっていければ」
(大村市から)
「3世代にわたって、皆さんワイワイガヤガヤとプレーできる。そういう楽しくプレーできるところが魅力」
(元全米チャンピオン ダニエル ムーアさん)
「(アメリカでは)たまたま集まった人で、どんどん回しながらやる習慣があるんで、いろんな人と交流しながら、ネットワークが広がっていく」
今年12月には、世界大会が初めて東京で開かれる予定のピックルボール。
生涯スポーツとしても、コミュニケーションツールとしても注目が高まっています。