【密着】ガイナーレ鳥取 12年ぶりのJ2復帰を目指し、和歌山でのトレーニングキャンプスタート! 鳥取県
サッカーJ3・ガイナーレ鳥取はJ3優勝、J2復帰を目指し、現在、和歌山県でトレーニングキャンプを行っています。
三浦康暉アナ
「悲願のJ2復帰を目指すガイナーレ鳥取!ここ和歌山県で6日間のキャンプを行い、シーズン開幕に向けてチーム力を高めます」
2月6日から始まった和歌山県でのトレーニングキャンプ。練習前には、歓迎セレモニーが行われ、激励の言葉と地元の特産品が送られました。キャンプ初日は、攻撃面を強化。複数人での突破や前方へのパスを意識したメニューで攻撃のイメージを共有しました。
今シーズンは、新加入選手15人を含む、27人でスタート。キャリアのある選手に加えて、大卒ルーキーや20代前半の若い選手も加入しました。
※平均年齢 :約24歳 昨シーズン終了時点の平均年齢:約26歳
12年ぶりのJ2復帰に向けて、今シーズン指揮を執るのは林健太郎新監督です。
Q.キャンプの目的は?
ガイナーレ鳥取 林健太郎 新監督
「今チームとして取り組んでいることの質を上げる。コンディションも上げる。あとはキャンプですから普段の生活の中でサッカーを優先しながら一体感を作っていくというところです」
練習後、夕食会場にお邪魔するとー。
松木駿之介選手(新加入)
「澪、ごはんどう?」
常安澪選手(加入2年目)
「めっちゃうまいです」
松木選手
「おいしいよね~」
常安選手
「これ毎日食べたいです」
松木選手
「食べたいよね~」
チームの仲の良さを感じることができました。衣食住をともにすることで互いの性格を把握し、より親睦を深めます。
◇ ◇
キャンプ2日目。この日は、ゲーム形式のメニューが中心で、戦術を確認します。昨シーズンは終盤にJ2昇格争いに食い込みましたが、最終成績は、20チーム中6位(14勝14分け10敗)。得点はリーグで4番目に多かったものの、失点はリーグワースト3(38試合57得点4位52失点17位タイ)。守備の改善が求められるシーズンとなりました。
林健太郎 新監督
「アプローチとしては、攻撃の時間を増やすところは必要かなと思います。プラス、ボールを持っていない時間も当然あるので、その時にどう立ち振る舞えるか、どうやって失点を減らしていくのかというところも課題としては捉えているので、キャンプとトレーニングマッチで改善できればいいなと思っています」
課題となる守備。期待がかかるのは、4シーズンぶりにガイナーレに戻ってきた大城蛍選手(23)。身長183センチ、リーダーシップとヘディングの強さが持ち味のディフェンダーです。
DF㊶ 大城蛍 選手
「シュートブロックやゴール前の守備については口酸っぱく言われているしやっているし、またひとつ違ったガイナーレを見せられると思うので楽しみにしていただけたらと思います」
ガイナーレ在籍時は、3試合の出場に留まりましたが、その後、J3・YSCC横浜でチームの中心選手に成長。さらに、昨シーズン、愛媛FCで22試合に出場し、J3優勝に貢献しました。
DF㊶ 大城蛍 選手
「J3は肉弾戦だったりとか、フィジカルが重視されているリーグだったというのもあるので、ボールを保持して前に進む、ゴールに向かっていく。ひとつ違った色を出せたら面白いなって思うし、そういうところにチャレンジしていると思います」
今シーズン、ガイナーレが目指すのは「ボールを保持し、ゴールを目指すサッカー」。その中心となるのがチームの舵を取るボランチの世瀬啓人選手(24)です。ユースから昇格して7年目、初めてキャプテンを務めます。
新キャプテン MF⑩ 世瀬啓人 選手(鳥取県倉吉市出身)
「チームとしてJ2昇格はもちろんですし、得点に関わるシーンをもっと増やしたい。キャプテンというポジションなので、しっかりチーム全体を見て自分がやることもしっかりやっていけたらなと思います」
12年ぶりのJ2復帰を目指すガイナーレ鳥取。キャンプは2月11日まで行われ、2月25日(日)、アウェーでFC今治との開幕戦に挑みます。