女子サッカー皇后杯で初のタイトルを目指すアルビレックス新潟レディース。1月25日の決勝戦を前に大阪で最終調整を行いました。これまで4度決勝で敗れてきた「シルバーコレクター」返上へ、そして、新潟一筋のあの選手へタイトルを！チームは一丸となっているといいます。

24日、大阪で練習を行ったアルビレックス新潟レディース。クラブの歴史をかけ25日、皇后杯の決勝に挑みます。チームの状態についてキャプテンの川澄奈穂美選手は―

〈キャプテン　川澄奈穂美選手〉
「（練習は）全然緊張した様子もなくいつも通りプレーにも挑めているなという感じはある」

決勝の相手は高い攻撃力を誇る浦和レッズレディース。準決勝では前回の覇者・神戸を4対1で破った強豪です。アルビは過去4回、皇后杯決勝の舞台に立ちましたが、いずれも勝利をつかむことはできず悔しい思いを重ねてきました。それでも「本気でタイトルに挑む」。そんなスローガンを掲げあと一つのところまでやってきました。そして負けられない理由がもう一つ

〈キャプテン　川澄奈穂美選手〉
「個人的にはやっぱり“めぐ”にタイトルとってもらいたいなという思いがすごく強い」

守護神、平尾知佳選手も…

〈平尾知佳選手〉
「やっぱり一番は上尾野辺選手にタイトルをとらせてあげたいという気持ちはチームみんなが思っていることです」

2006年から19年間、新潟一筋でプレーしてきた上尾野辺めぐみ選手。過去4回の皇后杯決勝で涙をのんできました。

〈平尾知佳選手〉
「19年新潟でずっとそこのチームにいるのって日本を探してもいないくらいの選手だと思う。みんなが一緒に練習しているからこそとらせてあげたいと思えるような選手だと思う」

〈キャプテン　川澄奈穂美選手〉
「誰かのために戦えると人ってすごく強くなれるし、かけがえのない瞬間だと思ってしっかりと戦っていきたいなと思っている」

新潟に、上尾野辺選手に、タイトルを…広島で行われる皇后杯決勝は25日午後1時キックオフです。