“憧れの存在” フェンシング古俣聖選手が母校訪問 パリ五輪で銀メダル 《新潟》
憧れの存在となって凱旋です。パリオリンピックで銀メダルを獲得した新潟市出身の古俣聖選手が母校を訪問し、後輩たちの率直な質問に応えました。
体育館に集まった約1300人の生徒。
大きな拍手で迎えられたのは、パリオリンピックフェンシング・エペ団体で銀メダルを獲得した新潟市出身の古俣聖選手です。
8月30日、母校である新潟第一高校を訪問し、オリンピックの応援への感謝を伝えました。
〈古俣聖選手〉
「あの時を思い出してこんな風に帰ってくることができてとてもうれしく思っている」
かつての自分と同じように部活動に励んでいる後輩から寄せられた質問。
〈生徒〉
「つらい時、苦しい時にどうやって気持ちを切り替えていますか」
〈古俣聖選手〉
「団体戦のプレッシャーがフェンシングは強くて、周りの人生も変えてしまうと考えたらプレッシャーに感じる部分があった。自分が強くなって『できるんだ』という自信をつけることしかつらいなどの感情から逃げ出す方法がないかと思っていた。そこを目指してひたすら頑張った」
古俣選手の胸に光るオリンピックの銀メダル。
説得力があるその言葉に生徒は真剣に耳を傾けていました。
◇
古俣選手は30日、花角知事にもメダル獲得を報告。
銀メダルを目にした知事は…
〈花角知事〉
「ネットとかで出てたけどメダルが劣化してるって、大丈夫これ?」
〈古俣選手〉
「銀は大丈夫です」
〈古俣聖選手〉
「たくさんの新潟の方々に支えられてようやくとることができたメダルだと感じている」
9月には母校の中学校にも訪れるという古俣選手。
生徒は横断幕を用意し、その日を待ちわびています。
後輩たちにとって憧れの先輩になったことについて…
〈古俣聖選手〉
「同じような境遇の子たちが自分を見てもっと頑張りたいと思ってくれるならそれはとってもうれしいこと。金メダルをとることを目標にして今後また4年頑張っていこうと思っているのでその気合いが入った」
後輩たちにとっても、そして古俣選手にとっても大きな刺激となった1日でした。