「こんなに難しいんだ」 選手の出場機会を ジュニアサッカー大会の独自ルールとは 山梨
ある独自ルールを設けた、荻野工業カップジュニアサッカー大会が15日までの2日間、山梨県の韮崎市営総合運動場で行われました。
大会は7チーム総当たりのリーグ戦を実施。小学校低学年と高学年の2部門で優勝を争いました。
素晴らしいプレーを繰り広げる小学生プレーヤーたち。大会を取材をすると、後半開始から8人全員が入れ替わるチームも。
この大会の独自ルールとは「毎試合、チーム全員が必ず出場する」。選手は各試合時間の半分以上、出場しなければなりません。勝利するためにはチームの総合力が求められます。
そのため、普段より出場時間が伸びてアピールできた選手や、普段とは違うポジションで苦戦する選手も。学年の垣根も越え、チームの絆を深めていました。
普段はGKを務め、この日はFWとして出場した選手は「(FWは)こんなに難しいんだと思った。(これから)GKとして全部ボールを止めて、みんなに頼りにされる選手になりたい」と新しいポジションから発見も。「味方のポジションが違い(普段とは)違うプレーもできた。(この経験を生かして)違う技にもチャレンジしたいと思った」と話す選手もいました。
大会の狙いは、出場機会を増やし、選手の成長につなげること。選手も実戦だからこそ気付くポイントがあり、充実した時間を過ごしていました。