サッカーJ2・ヴァンフォーレ甲府は20日、静岡市での1次キャンプ最終日を迎え、地元の清水桜が丘高と今季初のトレーニングマッチ（30分×3本）を実施。戦術の土台となる堅守速攻を見せ、新旧戦力の融合をうかがわせました。スコアは13-0（2-0/7-0/4-0）で、甲府市出身で19歳のFW内藤大和は5得点と猛アピール。今季から背番号10となったMF鳥海芳樹も2ゴールを挙げました。

1本目は、FWファビアン・ゴンザレスのノールックパスに反応した鳥海が相手DFをかわし、先制点。さらにMFアダイウトンを起点にMF三沢直人、ゴンザレス、FW飯島陸が華麗な連係でつなぐと、鳥海が再びゴールを挙げました。

2本目は右サイドのDF関口正大が敵陣に切れ込んでFW三平和司、内藤とつなぎ、左サイドで待ち構えていたMF中山陸がゴール。さらにMF遠藤光がセンターサークル付近からドリブルで運び、前線でパスを受けたFW宮崎純真がゴール左隅に決めました。

ここからは内藤のゴールラッシュに。関口のクロスに頭で合わせてゴールネットを揺らすと、ショートコーナーからのMF荒木翔のクロスに再び頭で合わせます。その後も右サイドに切れ込んだ宮崎のクロスを足で合わせる形で2得点を挙げました。また、MF林田滉也も混戦から得点を奪いました。

3本目は左サイドからFW水野颯太がクロスを上げると、ゴール前の内藤が押し込み、この試合自身5点目を挙げます。さらにMF小林岩魚のコーナーキックをDF孫大河が頭で折り返し、FW村上千歩が頭でゴールに流し込みました。さらにMF武富孝介とのワンツーで左サイドに抜け出した小林のクロスに水野が頭で合わせ、ゴール。終盤は内藤のスルーパスに武富が抜け出し、ゴールを決めました。

23日には宮崎県で2次キャンプがスタート。Jリーグ開幕前の2月15日には、今季最初の公式戦としてAFCチャンピオンズリーグ（ACL）ノックアウトステージラウンド16（決勝トーナメント1回戦）を迎えます。