大雨の季節を前に…警察と消防が合同訓練 冠水した場所での注意点とは?
梅雨空が続く中、大館市で、大雨で冠水した地域からの人命救助を想定した、警察と消防による合同訓練が行われました。
互いに連携しながら、迅速な救助を行えるよう、手順や動きを確認し合いました。
訓練は、大館警察署と大館市消防本部が合同で行ったもので、約20人が参加しました。
参加した警察官は、災害現場での活動をほとんど経験したことがない若手が中心です。
まずは、ゴムボートや浮き輪を使った救助の基本を確認しました。
冠水した地域では、水が濁り、足元が確認しにくくなります。
つまずいて転んだり、側溝や用水路などに落ちたりする危険があるため、足元の安全を確認しながら進むことが大切です。
冠水した地域に取り残され、溺れてしまった住民を警察と消防が一緒に助け出す訓練も行われました。
災害発生時は、多くの救助要請が同じ時間帯に集中して寄せられれるため、1つの組織だけで対応するには限界もあります。
迅速に、そして1人でも多くの人を助け出すためには、最前線で救助にあたる警察と消防が日ごろから連携を深めておくことが重要です。
大館警察署と大館市消防本部は、今後も様々な場面を想定した訓練を重ねて、現場での対応力を磨いていくことにしています。