「ハタハタを守り隊」結成 資源量減少への対応を求める要望書と請願書を提出 来月には署名活動も 秋田県
記録的な不漁となったハタハタは、これまでにないほどの資源量の減少が懸念されています。
こうした状況の中、環境保護を目指すにかほ市の市民団体が「ハタハタを守り隊」を結成して、啓発の署名活動を行っていくことを発表しました。
19日は、環境保護を目指す市民団体、「自然ネットワークあきた」の山下友宏代表が記者会見を開き、ハタハタに関する署名活動を展開していくことを発表しました。
この市民団体が中心となって「ハタハタを守り隊」というグループを結成して、県に対して、ハタハタの一層の調査研究を進めるよう働きかけます。
同時に、県民の関心を高めたい考えです。
これに先立ち、市民団体は、資源の減少への対応を求める要望書と請願書を、県と県議会に提出しました。
解明されていない点が多いハタハタの研究を進めた上で、卵を産む藻場の確保や稚魚の放流など、資源の回復に向けてさらに力を入れるべきだと訴えています。
山下友宏さん
「まず予算を取って、研究と調査をきちっとやってくださいと。それは推進部とかアセスの事業者ではなくて、県の水産部でやってくださいということをお願いしています」
「ハタハタを守り隊」は、来月にも署名活動を始めて、少しずつ県民の意識を高めていきたい考えです。