【衆院選2024】秋田3区の候補者4人を追う 独自視点・選挙中の「食」に注目
候補者を追う、23日は、前の議員と元議員、それに新人の合わせて4人が争う秋田3区をお伝えします。
全国有数のコメどころで、農業の振興策も課題の、秋田3区。
各候補者の選挙中の「食」についても注目しました。
秋田3区には、届け出順に、共産党の新人・藤田和久氏75歳と、立憲民主党の新人・小川幾代氏39歳、国民民主党の元議員・村岡敏英氏64歳と、自民党の前の議員・御法川信英氏60歳の4人が立候補しています。
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共産党の新人、藤田氏は、街頭での演説を中心に支持を呼びかけています。
藤田和久 候補
「金権腐敗政治の一掃。裏金問題の一掃のために、日本共産党、全力で頑張りたいと思います」
自民党政治から脱却し、国民の暮らしを最優先にする政治への転換を訴える、藤田氏。
公示後は、地元の大仙市以外でも支持を広げようと、各地域で精力的に遊説を続けています。
藤田和久 候補
「学校給食料だってまだ無料になっていません。大学の授業料、入学料が大変だと、学生ばかりでなく、親の世代も騒いでいるのに、全然動こうとしない。大変な実態になっている。この政治を変えようではありませんか」
野菜を育てる、農家の藤田氏。
農業の振興のためには、所得補償制度の導入や、新規就農者への様々な支援が必要だと訴えています。
藤田和久 候補
「国民の食料確保することだから、自給率が4割いかないっていうのは、ちょっとやっぱり異常でしょうね」
食料自給率の向上は、国の安全保障にもつながるというのが藤田氏の持論です。
陣営では、党の政策を有権者に浸透させて、選挙区はもちろん、比例代表での票の上積みを目指しています。
藤田和久 候補
「社会保障も教育も農業も中小企業もみんな格差開いてきて、大変な事態になってる。これが大企業応援政治のおかげなんだと、これ切り替えないと、やっぱり変わらない。そこを訴えていきたいと思っています」
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7月の記録的大雨で田畑が大きな被害を受けた、由利本荘市。
由利本荘市の元市議会議員で立憲民主党の小川氏は、今回の選挙戦で、支持を訴えるだけでなく、有権者一人ひとりの声に耳を傾けています。
小川幾代 候補
「給食費を無償化、教育費を無償化、こういったのもやれる自治体、そうでない自治体があります。だからこそいま、国の交付金の見直し、法律の見直しをしなければならない」
初めて国政選挙に挑んでいる小川氏。
県内の選挙区では唯一の女性候補です。
ゲン担ぎにカツカレーを食べたいところでしたが、注文したのは500円のミニ天丼と150円のコロッケ。
物価の上昇が多くの家計を圧迫する中、子育て世代の負担を減らし、若い人たちが活躍できる社会を作りたいと考えています。
小川幾代 候補
「若い人たちのために、これからの未来を託すのは、将来をつくっていくのは私たち世代なんだよねっていう共感も広げながら、その役目を、どうか私小川幾代に頂きたいと、声を枯らさずに伝えていけたらいいなと思っております」
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国民民主党から立候補した、村岡氏。
妻が握る、毎朝のおにぎりが、選挙期間中の“チカラめし”です。
県産のコメで作ったおにぎりをチカラに変えて、各地域へと遊説に向かいます。
村岡氏は、国民民主党の玉木代表と、自民党と共産党候補の地元・大仙市に入りました。
村岡敏英 候補
「農業者の方々が所得向上して、若い人たちにしっかりと担い手に引き継げる、そういう農業にしなきゃいけない、農業は国の基と言います。その農業を守ることを、村岡敏英にやらせてください」
国民民主党は、秋田3区を「最重点選挙区」のひとつと位置づけていて、党の幹部が次々と応援に駆けつけています。
物価高騰が続く中、村岡氏は、所得税の課税対象となる年収の基準を103万円から引き上げ、県民の手取り額を増やしたいと訴えています。
また、2017年までの2期約4年9か月の衆議院議員としての実績もアピールして、初めてとなる選挙区での当選を目指します。
村岡敏英 候補
「地方が抱えている都会と地方の格差。そして、地方のこの農業、林業、水産業、第一次産業をしっかりと再生する。そしてさらには若い人たちの雇用の場をつくっていく。そして、秋田がやはりこの人口減、少子化っていうのを歯止めをかけるという政策を訴えていきたいと、こういうふうに思っています」
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選挙戦4日目の先週金曜日。
自民党の前の議員、御法川氏は、地元の大仙市を遊説しました。
御法川信英 候補
「本当に厳しいです。だけれども、最後に私がすがれるのは、この大曲仙北の地元の皆さんです。そういう方々になんとしても報いていきたい。死ぬ気で頑張ってまいります」
序盤の世論調査で接戦が報じられたことを受けて、御法川氏はさらなる支持の拡大を呼びかけました。
全国有数のコメどころを地盤とする御法川氏。
政策の柱の一つに、農業振興を掲げています。
御法川信英 候補
「お米はもちろんだし、コメ以外のたくさん秋田ではいろんなものを生産しているわけだから、そういうものも全部含めて秋田の農業をやっぱり良くするように頑張っていきたいと思います」
大仙市太田町での街頭演説には、故・小渕恵三元総理の二女、小渕優子氏が応援に駆け付けました。
御法川氏は、これまでの実績と経験に加え、政権与党としての政策実行力を訴え、7回目の当選を目指します。
御法川信英 候補
「自公政権、この連立政権がしっかりとした、安定した政権を担わせていただくというのが、日本の将来にとって絶対に必要なんだということを強く訴えて参りたいというふうに思っております」
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衆院選の投票日は27日日曜日です。
ABSテレビでは、開票速報を27日の午後7時58分から特別番組で放送するほか、ABSあきたアプリでもお伝えします。
翌日28日の朝、ZIPでも7時40分ごろから開票結果を詳しくお伝えします。
このほか、秋田放送は選挙により関心をもってもらおうと衆議院選挙に関するニュースの特集ページを設けました。
そして日本テレビのzero選挙の特設ページには候補者アンケートや簡単なアンケートに答えると自分の考え方を診断してくれるコーナーも設けていますので、投票の参考にすることができます。
また、日テレNEWS NNNのYouTubeで25日(金)まで「投票誰にする会議~みんなの声でつくる衆議院選挙2024~」と題して平日の20時~21時に投票の参考になる情報を生配信します。