コンサート中の災害を想定して…ミルハスで避難訓練
コンサートの最中に災害が発生したら、どのように避難すればよいのか。秋田市で訓練が行われました。参加者がいざというときの対応や避難の手順を確認しました。
訓練は秋田市のあきた芸術劇場ミルハスで行われました。約400人の観客が集まり、県警察音楽隊が演奏を披露しました。
地震発生
「地震です、地震です」「姿勢を低くして頭を守る姿勢をとってお待ちください」
「ただいま地下1階の火災報知機が作動しました」
訓練はコンサートの最中に地震が発生し、直後に火事も起きた想定で行われました。
呼びかけ
「頭を上げて椅子に座ったままお待ち下さい」
これまではミルハスのスタッフだけで年に数回訓練を行ってきましたが、観客を招いての訓練は今回が初めてです。避難場所の1階のロビーまでスタッフが誘導します。
大ホールにはおよそ2000人、中ホールにはおよそ800人が入ることができます。
2つのホールで同時に規模の大きいイベントが行われていた場合、約3000人を安全な場所まで避難させなければいけません。今回の訓練では階段のみで避難し、地震と火事の発生から12分ほどで、全員を無事、ロビーに誘導することができました。
ミルハス 古谷優貴さん
「お客さんが入ってというのは初めてだったので、避難経路の例えば通路の狭さだとか、お客様が実際客席扉に向かってどういう動きをするのかっていうのを、実際にスタッフが今回感じられた機会になると思うので、今回の経験を生かして、避難マニュアルの再構築をして、今後の訓練にまた生かしていくということにしたい」