秋田開催の高校ラグビー東北大会 秋田工が岩手の強豪を下し4連覇
秋田市で開かれていた高校ラグビーの東北大会は、16日に決勝が行われ、秋田工業が4連覇を果たしました。
大会最多38回の優勝を誇る、秋田工業。
対するは岩手の強豪で優勝経験もある、黒沢尻工業です。
秋田工業は前半24分、敵陣にボールを運びます。
フィールドを広く使ってパスを出し、得点のチャンスをつかみますが、相手のバックス陣に阻まれ、惜しくもトライとはなりません。
前半終了間際、ゴール前のラックから、ナンバーエイトでキャプテンの三浦颯太が持ち出して、先制トライ。
その後のキックも決まり、7対0で試合を折り返します。
秋田工業は、後半4分にもトライを決めてリードを広げますが、その直後、相手のウイングにボールを奪われ、独走を許しました。
後半の途中から降り出した雨は、試合が終わりに近付くにつれて強まりました。
厳しいコンディションの中でしたが、秋田工業は相手に流れを渡しませんでした。
後半14分、敵陣深い位置でのラインアウトからモールをそのまま押し込みます。
数少ない2年生のスタメン、フッカー佐藤良祐がトライを奪いました。
その後も得点を重ねて突き放し、相手のトライも許さなかった秋田工業。
大会4連覇を果たしました。
秋の花園予選に向けて弾みをつけています。
秋田工 三浦颯太 主将
「黒沢尻工の接点っていうところで、自分たち押されて押されてで、苦しいゲームだったんですけど、ずっと自分たちの強みであるモールっていうところで、どんどん自分たちの流れに持ってこられたのが、勝因かなって思います。きょうみたいなフィジカルバトル、負ければいい攻撃ができないから、フォワードの接点で圧倒できるようなチームになって、そこからアップテンポでフォワードバックス一体となった展開ラグビーっていうのを目指していきたいなと思います」