交際相手の隊員に平手打ちで停職処分「交際している隊員から暴力を受けている可能性がある」両親が相談 三重・陸上自衛隊久居駐屯地
三重県津市にある陸上自衛隊久居駐屯地所属の隊員が、交際していた同僚隊員を平手打ちしたとして、停職の懲戒処分を受けました。
久居駐屯地によりますと、第10後方支援連隊に所属する20代の陸士長は、2022年10月から11月ごろ、勤務時間外に訪れた宿泊施設で、交際していた同僚隊員に対し、複数回平手打ちする暴行を加えました。
けがはなかったということです。
被害を受けた隊員の両親が、「交際している隊員から暴力を受けている可能性がある」と部隊に相談したことで発覚しました。
聞き取りに対し、陸士長は、「仕事やゲームに関する話に反応が薄く腹を立てた」と暴行を認めていて、今月25日付けで停職2か月の懲戒処分を受けました。
依願退職する予定だということです。
防衛省は、性自認に関する配慮が社会的に広まっているなどとして、2025年1月から、懲戒処分などの発表時に、原則、性別を公表しない運用に変更していて、久居駐屯地は今回この運用にのっとり、隊員の性別を明らかにしていません。