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“全国初”浸水知らせる自販機を三重・津市に設置 小型の「ワンコイン浸水センサ」は全国1万台の設置目指す

2023年9月5日 20:00
“全国初”浸水知らせる自販機を三重・津市に設置 小型の「ワンコイン浸水センサ」は全国1万台の設置目指す

突然の雨による、浸水や冠水。こうした被害に備え、三重県の津市役所で日本で初めて自販機に大雨による浸水や冠水を知らせるセンサーがつけられました。

道路にあるセンサーが大雨などで1センチ以上水につかると、自販機の上に置かれた白い箱の通信機を通じて市役所などに浸水の情報が送られるという仕組み。

津市 前葉泰幸 市長:
「交通規制や救助にただちに使える情報になろうかと思う」

現在、浸水状況は主に市民からの情報提供や職員が目視で把握するしかなく、注意喚起が間に合わない場合も。

各地にセンサーがあれば、より早く浸水地域を把握し、被害を抑えることが期待されるため、国が設置を進めています。

センサーの形も様々で、愛知県岡崎市にはもっと小型のものが。

岡崎市防災課 柴田智隼さん:
「こちらが“ワンコイン浸水センサ”こちらのセンサーが水を感知すると通知が出る」

大きさは約20センチ。“ワンコイン”というより千円札サイズ。センサーと通信機が一体になったタイプです。

価格もかなり抑えられていて…。

岡崎市防災課 柴田さん:
「1台あたり6万円程度。かなり安くなったのでたくさんの場所に設置することが可能です」

従来のセンサーは1つ設置するのに500万円以上。それと比べると約100分の1の金額です。

国やメーカーは、住宅や会社などに簡単に設置できるよう改良を進めていて、目標は価格も大きさも“ワンコイン”で500円!

国土交通省は今後5年間でワンコイン浸水センサを全国に1万台の設置を目指しています。

最終更新日:2024年8月27日 11:55
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