成長分野を強化、高断熱の建築資材など　フクビ化学工業　新たな成長構想まとめる　2030年度に売上高500億円達成へ

福井市の建築資材メーカー･フクビ化学工業は、断熱性の高い資材などの成長分野を強化し、2030年度の売上高で昨年度よりも100億円以上多い500億円を目指します。

フクビ化学工業は株主から得た資金に対する利益率などの指標が業界平均を下回っている現状を受け、2030年度までの成長構想を新たにまとめました。

それによりますと、高い断熱性を持つ建築資材や電気自動車の内装に使用する部材など、今後のさらなる成長が見込まれる分野への積極的な投資を進める方針を示しました。一方で、およそ9000点に及ぶ建築資材のうち、採算の合わない商品については生産を縮小する考えです。

■フクビ化学工業 森克則社長
「無駄なところは極力排除していかないと、限られたリソースでしっかりとした結果で期待に応えるのは無理だと思う」

なお、新たな成長構想では、2030年度の売上高を500億円、営業利益を35億円と設定しています。