手こぎ舟で速さ競う 伝統の「通し合い」 小学生ら参加、先人の暮らしに思いはせる おおい町・大島半島
おおい町の大島半島で20日、手こぎ舟で速さを競う「通し合い」が行われ、参加した子どもたちは半島の暮らしを長く支えた手こぎ舟の文化を再認識していました。
地元の小学生や高校生などおよそ30人が参加し、このうち5~6年生の児童は、伝馬船で海上のブイを折り返す100メートルのコースで速さを競いました。
この地域では、100年ほど前まで「通し合い」が行われていて、道路や橋ができる昭和40年ごろまで、舟は生活に欠かせない唯一の交通手段でした。
■参加した児童(6年生)
「こぐのがとても難しくて、あまり進まなくて驚いた」
■参加した児童(6年生)
「舟の操作が難しかった。あんな舟で荷物を運んでいるのはすごいなと思った」
参加した子どもたちは手こぎ舟に親しみながら、先人たちの生活や苦労に思いをはせていました。