民間の経営手法をまちづくりに 若狭町が東洋大学と協定締結 公民連携を積極的に推進
握手を交わす若狭町の渡辺町長(右)と東洋大学の安齋理事長(左)=22日午後2時半ごろ、東京都文京区の東洋大学白山キャンパス
民間企業の経営ノウハウをまちづくりに生かそうと、若狭町は行政と民間との間の連携に関して専門的な知見を持つ東洋大学と協定を結び、公的な支出の抑制や人材育成につなげます。
都内にある東洋大学白山キャンパスで22日、若狭町の渡辺英朗町長と東洋大学の安齋隆理事長が協定書にサインしました。
東洋大学は世界で唯一、行政と民間との間の連携を専門に研究を行うセンターを学内に設置していて、若狭町では大学からのアドバイスを公共施設の整備や運営などに生かしていく考えです。
また、まちづくりの中で民間企業との連携を積極的に進め、そこで得られた経営ノウハウを公的な支出の抑制や人材育成につなげます。
若狭町の渡辺町長は「観光施設については、新たな機能を有した形で官民連携で整備していきたい」とした上で、協定締結を機に、幸せと豊かさを実感できる希望の持てるまちづくりを進めていく考えを示しました。