建設反対の署名提出、約26万人分 山口県上関町の中間貯蔵施設 使用済み核燃料の県外搬出、関西電力が中国電力と計画中
建設に反対するグループ=16日、大阪市の関西電力本社前
中国電力と関西電力が山口県内で建設を検討している使用済み核燃料の中間貯蔵施設を巡って、建設に反対する市民団体が26万人余りの署名を関西電力に提出しました。
大阪市の関西電力の本店前では16日、山口県内の市民団体らが抗議活動を行い、26万3000人分の反対署名を提出しました。
原発の使用済み核燃料を一時的に保管する中間貯蔵施設について、関西電力は中国電力と共同で山口県上関町での建設を検討しています。
■山口県内の市民団体メンバー
「上関町内は6割以上の皆さんが中間貯蔵施設にはノーという思いがございます」
「大阪という大きな町の中で電力消費をして出た廃棄物を何で山口県に持ってくるのか」
関西電力にとって使用済み核燃料の県外搬出が大きな課題となる中、中国電力は所有地の森林伐採に着手し、今後は立地可能性を探るボーリング調査に入る予定です。