「実効性がある」3町のトップが評価 原発から出る使用済み核燃料の県外搬出計画めぐり県と対談
関西電力が示した、原発から出る使用済み核燃料の県外搬出計画について、原発が立地する3町の町長は「実効性がある」と評価しました。
関西電力は2月、青森県にある再処理工場の竣工の遅れを受けて、原発構内に溜まる使用済み核燃料の県外搬出計画を見直し、県に改めて報告しました。
これを受けて県は7日、原発が立地する自治体から意見を聞く場を設けたもので、3町の町長はいずれも、計画には「実行性がある」と評価する姿勢を示しました。
■美浜町 戸嶋秀樹町長
「さまざまな取り組みと、実現に向けた強い覚悟が改めて確認できた 町として一定の評価ができると判断を下した」
■高浜町 野瀬豊町長
「電事連の総力を挙げて、審査体制が大事になる 審査に通る体制を取ることが大事 実効性については評価したい」
■おおい町 中塚寛町長
「国と事業者ならびに関係機関の体制や、姿勢、さらには進捗管理において、今後も継続的に確認や要請を行うことを前提に、町として妥当な計画であると判断する」
使用済み核燃料の県外搬出計画を巡って杉本知事は、県議会や立地自治体などの意見を踏まえて計画を容認するかどうか最終的に判断するとしています。