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使用済み核燃料の新たな搬出計画は「一定程度の実効性がある」杉本知事は評価する姿勢 県議会では疑問の声も

2025年2月20日 14:59
使用済み核燃料の新たな搬出計画は「一定程度の実効性がある」杉本知事は評価する姿勢  県議会では疑問の声も
杉本知事が関西電力の使用済み核燃料の搬出計画を評価する姿勢(20日午前10時県議会)

関西電力が県に提示した原発から出る使用済み核燃料の新たな搬出計画について、杉本知事は20日、「一定程度の実効性がある」との見解を示しました。

関西電力が13日に示した使用済み核燃料の搬出計画をめぐり、県議会の代表質問で議員から県の評価を問われた杉本知事は評価する姿勢を示しました。

■杉本達治知事
「ロードマップに従って推移すれば、各サイトごとの貯蔵量は管理容量以下で推移して、将来的には減少することが定量的に示されている 実効性についても一定程度意義があると考えている」

搬出計画は、青森県六ヶ所村の再処理工場の27回目となる完成延期を受け内容が見直されました。

しかし新たな搬出計画も再処理工場の完成を前提としているため、県議会からは実効性に疑問の声が上がっています。

杉本知事は今後、県議会や立地地域の意見を踏まえて実効性を最終判断するとしています。

最終更新日:2025年2月20日 19:24
    福井放送 福井放送