決勝のカードは北陸対敦賀気比に 北陸が粘る福井商を振り切り 敦賀気比は敦賀にコールド勝ち 夏の高校野球県大会準決勝
甲子園への切符をかけた夏の高校野球県大会は25日、ベスト4が激突し、北陸が最後まで粘る福井商業を2対1で振り切ったほか、敦賀気比は敦賀に10対0でコールド勝ちしました。この結果、決勝戦のカードは、2年連続で夏の甲子園を狙う北陸と2年ぶりの夏を目指す敦賀気比に決まりました。
福井市のセーレンドリームスタジアム(県営球場)で行われた準決勝第1試合は、北陸と福井商業が対戦し、去年の夏の県大会決勝と同じカードになりました。試合が動いたのは3回裏。北陸は1アウト2・3塁のチャンスに梅田のレフト前に運ぶタイムリーで2点を先制し均衡を破ります。
追いつきたい福井商業は6回表。2・3塁のチャンスを作ると、長﨑の絶妙なファーストへのバントで1点を返します。さらに1点を返したい福井商業はなかなか得点を奪えず迎えた最終回。あと1アウトで試合終了の場面に、竹原の決死のヘッドスライディングで勝利への執念を見せますが、最後はストレートを見逃し三振。北陸が粘る福井商業を振り切り、2対1で決勝進出を決めました。
北陸高校 小矢宙歌主将
「決勝は全員でしっかり勝ち切りたい 去年の甲子園では一度も勝てなかったので、3度目の正直ということで絶対甲子園で勝ちたい」
第2試合は敦賀と敦賀気比が対戦。敦賀気比は3回表に1アウト2塁のチャンスに、野道のライトへのツーベースヒットで先制点を奪います。その後も4対0とリードして迎えた7回表に、小林のあと少しでホームランというフェンス直撃の2点のタイムリーツーベースでさらにリードを広げます。
一方の敦賀も塁には出ますが、打線がつながらず、なかなかホームに帰ってくることができません。その後も敦賀気比の快音が続き、濵谷のレフトスタンドを超えるツーランホームランなどで得点を重ね、敦賀気比が10対0のコールドで敦賀を下し決勝へコマを進めました。
敦賀気比高校 西口友翔主将
「去年のリベンジがあるし、自分たちが新チームになってからまだ優勝できていないので、この夏最後優勝して甲子園に行けるように頑張りたい」
決勝戦は27日(土)午前10時から、福井市のセーレン・ドリームスタジアムで行なわれます。FBCでは試合の模様をラジオとテレビ、それにFBC-iで実況生中継します。