福井豪雨から20年 傘を杖代わりに 盲学校生徒が浸水時の安全な避難法学ぶ
福井豪雨から18日で20年。福井市の県立盲学校の生徒たちが浸水時の歩き方を学び、傘などを杖代わりにして安全で速やかに避難する方法を学びました。
浸水時の歩行訓練には中高生7人が参加しました。
訓練では、避難所が浸水被害に遭った想定で、プールに深さ50センチの水を張り、生徒たちは段ボールなどの障害物が浮く中を歩きました。
普段道しるべにしている点字ブロックがない中で、生徒たちは近くにあった傘などを白杖代わりにしながらゆっくりと進み、水に浸かった状態での歩きにくさを体感しました。
生徒
「普段歩く時よりも大分遅く歩いている状態なので、やはり避難もそういうことがあって遅れてしまうのかなと考えさせてくれた」
「道の状態とか全然分からない時だったらもっと大変だろうなと思って、訓練がきょうできて良かった」
県立盲学校では今後も訓練を重ね、安全で速やかな避難につなげたいとしています。