県内は10日にかけて山地を中心に大雪の見込み この冬一番強い寒気が流れ込む 交通障害に注意を
県内は冬型の気圧配置が強まり、10日にかけて山地を中心に大雪となる見込みで、気象台では交通障害などに注意を呼びかけています。
福井市内の神社では8日早朝、雪が降りしきる中、伝統行事の左義長が行われ、住民らが火を囲んで体を温めながら、今年1年の健康を祈りました。
■住民
「1年の家内安全 無病息災 大雪にならないよう祈っている」
県内は上空にマイナス33度以下の強い寒気が流れ込んだ影響で、山地を中心に、広い範囲で断続的に雪が降り続いていて、9日夜までに降る雪の量は、いずれも多い所で嶺北の平地で15センチ、嶺北の山地で40センチ、奥越で50センチなどと予想されています。
福井河川国道事務所では、24時間体制で道路状況の確認を続けていて、2018年の豪雪をきっかけに導入した新たなシステムも稼働しています。
■福井河川国道事務所 計画課 大森功一課長
「この画面を見ると、青印がAIカメラを搭載した箇所 もしスタックがあれば、その箇所がこのように赤色で点滅する 約3分車両がその位置に留まっていれば、赤く点滅するシステム」
AIカメラの判断を元に、実際に監視員がスタックした車両を確認した場合には、業者などに出動を要請して速やかな解消につなげます。
■大森功一課長
「これだけ多くのカメラを、限られた人数で監視すると、見落としも発生する 行き届いていない箇所を、自動的に検知してくれるので非常に役立っている」
なお事務所では、今後の雪の予報などをもとに、夜間の監視スタッフを増やして対応に当たる方針です。
県内は10日にかけて山地を中心に大雪となる見込みで、気象台では予想よりも寒気が強まったり、同じ地域で雪が降り続いたりした場合には、警報級の大雪になる可能性もあるとして交通障害に注意・警戒を呼びかけています。