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大安禅寺の本堂で上棟式 伝統技法で約360年前の建立当時の屋根に復元 来年秋の完成目指す

2024年4月14日 17:09
大安禅寺の本堂で上棟式 伝統技法で約360年前の建立当時の屋根に復元 来年秋の完成目指す
約360年前の建立当時の屋根に復元=14日午前10時すぎ、大安禅寺(福井市田ノ谷町 )

国の重要文化財に指定されている福井市の大安禅寺の本堂で14日、上棟式が行われました。

上棟式には、福井市の西行市長や工事関係者などあわせて130人が出席しました。

式では出席者の掛け声のもと、高さ15メートルの屋根に棟木を上げて取り付け、完成までの安全を祈願しました。

福井藩主松平家の菩提所となる大安禅寺は、今から5年前の2019年から修理や保存工事を行なっています。

本堂の屋根周りは、これまでの瓦から約360年前の建立された当時の、木の板を重ねた「こけら葺(ぶき)」に復元され、笏谷石で作られた鬼石が飾られています。

今後は内部の工事に取り掛かり、本堂は来年秋の完成を目指しています。

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