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【北陸新幹線】インバウンド客の誘致へ 専門家と受け入れ態勢整備 多言語での表記や免税対応 開業効果の持続なるか

2025年3月14日 20:36
【北陸新幹線】インバウンド客の誘致へ 専門家と受け入れ態勢整備 多言語での表記や免税対応 開業効果の持続なるか

新幹線開業から1年となるのを機に、これまでの成果とこれからの課題を探るシリーズ。最終回のテーマは「インバウンド」。開業効果の持続に向けてカギを握るのは、外国人観光客の誘致です。

■相談風景
「いまだに越前でとれた土を使って越前焼を作っているというのを大切にしている。窯元を訪れないお客さんにもここに来て、それがパッと伝わるようにしたい」
「海外のお客さんって、そういうの大好き」

越前焼組合の職員と意見を交わすのは、インバウンド専門プランナーのピエールさん。県観光連盟では、インバウンド客の誘致を進めるため、専門スタッフが施設や店舗を受け入れ態勢の整備をサポートしています。

こちらは敦賀市の日本海さかな街で水産加工物などを販売する店舗。外国人観光客が利用しやすい店づくりに力を入れています。

■島屋 寺島義人代表取締役
「インバウンド客って、話した時にテンションの上がり方が日本人の観光客とはちょっと違う。外国人に接客するのって楽しいなという感じで機会を増やしたい」

インバウンド対応の売り場づくりはどこまで進んでいるのか。ピエールさんとともにチェックしてみました。

■2人のやりとり
ピエールさん「手書きのサイン(POP)もある」
寺島さん「始めはこれでやってて、2~3か月前からこれにグレードアップした」
ピエールさん「QRコードもあって。英語以外の言語でも見られるようになっている?」
寺島さん「はい。客もすごく喜んでくれる」
ピエールさん「始めて何か反応が変わったりした?」
寺島さん「す~ごく接客しやすくなった」
ピエールさん「素晴らしい。きっと客も喜ぶ。印象に残る店」

また、免税やキャッシュレス決済が利用できることも店内に貼り出されていました。ピエールさんからは店の魅力を発信する方法についてアドバイスが。

■2人のやりとり
ピエールさん「わがままを言わせてもらうと、情報発信。SNSで投稿したりしている?」
寺島さん「SNSではインバウンド客向けにはしてない」
ピエールさん「理想で言うと、英語・広東語があったほうがいいかもしれない。あとはハッシュタグとかで"中国語枠"みたいなのを作って。5個くらいは日本語じゃなくてそっちの(言語)」

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