旬の“寒ブリ”連日の大漁 「いまだかつてない」 地元民にも還元され沸く 美浜町・日向漁港
美浜町では今が旬の寒ブリが近年まれにみる大漁となっています。地元では漁師はもちろん、住民も大喜びです。(12月26日)
26日午前11時すぎ、美浜町の日向漁港には大漁旗を掲げた漁船が港に戻ってきました。水揚げされたのは今が旬の寒ブリ。重さが8キロ以上で丸々と太ったブランドブリ「ひるが響(ひびき)」サイズのものも次々と仕分けされていました。
同漁港では1日に500匹水揚げされると“大漁”とされていますが、26日の水揚げは2500匹余り。12月9日から豊漁続きで、今シーズンはすでに10日も“大漁”の日があり、25日は5000匹が水揚げされたということです。
■日向定置網組合・髙橋武一組合長
「今までかつてないことですね。連日まとまったことは記憶にない」
喜んでいるのは漁師だけではありません。定置網の組合は地元住民で運営していて、組合に出資している住民にも連日、大きな寒ブリが“還元”されています。
■美浜町日向の住民
「(大漁)旗が立っているとうれしい。村中がにぎやか、活気づいて」
「日向に来て、嫁に来て良かった」
大漁の理由について組合では、水温が17度程度で穏やかな西風の日が続いているためではないかとしています。今シーズンの寒ブリ漁は1月中旬まで続けられ、県内はもちろん、関西方面や東京の豊洲市場にも出荷されるということです。