剥製にして"招きガニ”に 激レア、雌雄合体!?の越前がに 鮮魚店で展示始まる 昨シーズン三国港で水揚げ
昨シーズン、三国港で水揚げされたオス・メス両方の特徴を持つ珍しいズワイガニ。そのカニが剥製となり、招き猫ならぬ「招きガニ」として港町で越前がにブランドをアピールしています。
坂井市三国町の鮮魚店に展示されている越前がにの剥製。甲羅や爪の大きさから一見するとオスのズワイガニですが…。
■店の人
「内子だよ!セイコガニみたいになってたんやって。内子入ってますよ」
甲羅の中にはメスのセイコガニのように内子が。さらに「ふんどし」と呼ばれるお腹の形も、オスであれば台形ですが、メスのような丸い形をしています。買い付けた鮮魚店では、剥製にして去年12月から展示しています。
■店頭でのやり取り
店の人「オスなのに、お腹にセイコガニみたいな卵の…」
客「本当だ!卵が入るの?」
店の人「卵を持つ房のようなもの」
客「へ~」
県外からの観光客もその珍しさに驚きです。
■京都からの利用客
「セイコガニはよく食べるけど、オスに入ってるのは珍しい。珍しいものを見せていただきました」
■石川からの利用客
「食べてみたい」
■やまに水産 山野仁司社長
「こんなのが獲れるんですか?港で獲れるんですか?と。皆さん興味を示していただいて、また福井に来てもらえるとうれしい。展示してあるのは世界にここしかないと思う。ぜひみなさん見に来てほしい」
三国港で水揚げされた世にも珍しいズワイガニ。港町の店先で豊漁と商売繁盛を見守り、福井が誇る食のブランドをアピールしています。