福井空港で訓練飛行中の小型プロペラ機が胴体着陸 80代男性パイロットにけがなし 車輪出し忘れたか
15日午後1時45分ごろ、福井空港で訓練飛行中だった民間の小型プロペラ機が胴体着陸しました。離着陸の訓練中で県内の80代の男性1人が操縦していましたがけがはありませんでした。
カメラマン
「福井空港の滑走路の真ん中には小型飛行機が着陸してます。胴体着陸を試みたもので滑走路にタイヤの跡が見られます。」
国土交通省によりますと、飛行計画では午後1時40分からの1時間であわせて3回の離着陸を予定していましたが、訓練開始からわずか5分後、1回目の着陸のさい胴体から着陸したということです。
小型機「ソカタTB21」の機体には車輪のついた脚が3本あり、飛行中は機内に格納する「引き込み式」ですが、今回の事故では3本すべての脚が出ていなかったということです。
男性が脚を出すレバーを引き忘れた可能性が高いとみられます。
こうした民間機による訓練は天候が良い日には福井空港ではほぼ毎日行っているということです。
空港近くの薬局や農家は大きな音は聞こえなかったと話していました。
事故の原因については「重大インシデント」として国の運輸安全委員会が近く調査に入る予定です。