患者のスムーズな避難 看護師ら図上演習で連携確認 福井大学医学部附属病院 防災力の向上図る
患者などをイメージしたコマを使った図上演習=19日午前11時、永平寺町の福井大学医学部附属病院
永平寺町の福井大学医学部附属病院で19日、地震が起きた際の初期対応を確かめる演習があり、看護師たちが連携を確認しました。(2月19日)
演習は嶺北地方北部で震度7の地震が発生した想定で行われ、時間が経過するにつれ、「病院の廊下が倒壊する危険性」が高まったり、 「患者向けの食料備蓄庫の確保」など課題が持ち上がったりします。
演習は病棟の配置図を使った図上演習の形で行われ、参加したスタッフは看護師や病名・年齢などが書かれた患者のコマを動かしながら、限られた人員でいかに効率良く対応するかを探っていました。
■演習に参加したスタッフ
「物品の場所を把握しておくとか、災害時のことを念頭において仕事していくことを、全員が共通認識を持てるように、私が声かけしていきたい」
同病院では今後、他の医療施設や行政とも連携して演習を重ね、防災力の向上につなげたいとしています。