酸っぱくておいしい梅干しになあれ 若狭町の児童が梅をシソ漬け
福井梅の産地若狭町で児童が10日、昔ながらの方法で梅のシソ漬けに挑戦し、今年の秋には給食で味わうことにしています。
梅のしそ漬けをしたのは三方小学校の6年生31人で、班ごとに分かれ、枝と軸を取り除いたちりめんシソに塩を振った後、両手で押すように体重をかけて揉んでいきました。
出来上がりの色を決める大事な工程で、2回にわけて揉み、絞ってアクを出し切ると、鮮やかな色になるよう梅酢をかけて、塩漬けした梅と一緒に樽に漬け込んでいきました。
児童たちは6月中旬に福井梅の収穫も体験していて、昔ながらの梅干し作りの苦労を感じながら完成を心待ちにしていました。
児童
「シソの葉っぱを取るところが量が多くて大変だった。」
「昔ながらの方法を学ぶ機会がこれまでなかったので良かった。」
「すっぱくておいしい梅干しになってほしい。ご飯の上にのせて食べたい。」
10日はあわせて32キログラムを漬け込み、今月中に天日干しした後、梅酢に戻すと完成で、今年の秋には全校児童が給食で味わうということです。