関西電力が見直しを進める使用済み核燃料の県外搬出計画を巡り、フランスへの搬出量を増やすことが検討されていることについて、杉本知事は実効性のある一つの方法だとの見解を示しました。

青森県六ケ所村の再処理工場の完成延期の影響で、関西電力は去年8月、使用済み核燃料の県外搬出計画の見直しを余儀なくされ、県は実効性のあるものを2月議会までに示すよう求めています。

杉本知事は23日の定例会見で、武藤経済産業大臣との協議の中でフランスへの搬出量増加の可能性が示唆されたことを受け、"積み増し"も一つの方法だとして、一定の理解を示しました。

■杉本達治知事
「毎年130トンぐらい新しく使用済み燃料が出てくる中で、それをどう持ち出すのか。全体像で分かればいいわけなので、新しい方式が編み出されるなら入れればいいし、積み増しも十分ある」

杉本知事は計画案が示された上で、県議会や立地地域としっかり協議すると強調しました。