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水難救助訓練中の死亡事故「指導員の研修体制が未確立だった」調査検討委が指摘 福岡

2025年3月10日 18:15
水難救助訓練中の死亡事故「指導員の研修体制が未確立だった」調査検討委が指摘 福岡

去年7月、福岡市消防学校の水難救助の訓練中に、男性職員が溺死した事故についてです。外部の有識者による調査検討委員会は、「指導員の研修体制が確立されていなかった」などとする検証結果をとりまとめました。

この事故は、去年7月、福岡市西区の市民プールで、消防学校に入校中だった当時26歳の男性職員が水難救助の訓練中に溺れ、死亡したものです。

弁護士や医師などで構成される調査検討委員会は10日、事故の検証と再発防止策について報告書の草案をとりまとめました。

事故の検証では、指導員の研修体制が確立されていなかったとし、能力に応じた訓練や安全確保の制度について、十分に検討されていなかったと指摘しました。その上で、再発防止策については、消防局全体で安全管理体制を整えることなどを求めています。

委員会は、3月末までに最終報告書をまとめ、福岡市消防局に提出する予定です。

最終更新日:2025年3月10日 18:15