また北九州市で外壁から 博物館で130キロの巨大な鉄板落下 溶接部分の経年劣化原因か
重さ130キロの鉄板が落下です。北九州市の『いのちのたび博物館』で12日、外壁に取り付けられた鉄板が落下していたことがわかりました。博物館は12日開館していましたが、ケガ人はいませんでした。
■宮原真 記者
「現在このロープの先は立ち入り禁止となっていますが、大きな板が落下しているのがわかります。」
北九州市によりますと12日午後1時半ごろ、北九州市八幡東区の『いのちのたび博物館』で、職員が植え込みに落ちた鉄板を発見しました。
鉄板は外壁に取り付けられていたもので、縦87センチ、横3メートル15センチ、重さは推定で約130キロだということです。ケガ人はいませんでした。
落下した鉄板は枠に溶接で固定されていて、その溶接部分の経年劣化が原因ではないかとみられています。
建物は22年前に建てられ、ことし外壁の改修工事が行われましたが、落下した鉄板付近は対象外でした。
北九州市では学校などで外壁の落下が相次いでいて、ことし5月に行った一斉点検でも鉄板付近に異常はなかったということです。
北九州市は落下の原因を調べるとともに、周辺の鉄板に異常があれば撤去するとしています。