給食のじゃんけんめぐり…大野城市の中学校で”体罰”臨時の保護者説明会開かれる 生徒にケガなし
大野城市の中学校で男性教諭による生徒への体罰があったとして21日、臨時の保護者説明会が開かれました。
大野城市教育委員会によりますと、体罰をしたのは大野城市立の中学校で特別支援学級の担任をする62歳の男性教諭です。
今月19日、男性教諭が担任をする1年生の男子生徒が、交流学級で給食の時間に余った牛乳をもらうためのじゃんけんに参加するところを、日頃から昼食時間内に飲み終えられないという理由で、交流学級の担任教諭から止められました。
男子生徒が納得できないという言動を取ったため、指導をしたところ、男子生徒は謝ったということです。
その後、特別支援学級の担任の男性教諭が、男子生徒を個別に呼び出しましたが、男子生徒は、再度聞き取りが行われることに対し、納得できないという言動をとりました。
男子生徒の態度に腹を立てた男性教諭は、生徒の左頬を手のひらでたたいたということです。
男子生徒にケガはありません。
その後、男性教諭は男子生徒が興奮したため、落ち着かせようと背中をさすりながら謝りました。
そして、生徒に体罰をしたことを校長に説明し、校長らは同じ日に生徒の両親に対して、謝罪と状況の説明をしました。
21日の午後5時から、特別支援学級に在籍する生徒の保護者を対象に臨時説明会を開き、「生徒と保護者のみなさまの信頼を失うとともに、生徒に対して大きなショックを与えたことに間違いない。この度は本当に申し訳ありませんでした」と謝罪したということです。
現在、男性教諭は担任を別の教諭と交代していて、処分に関しては今後、教育委員会が検討するということです。