×

カープの大野練習場と大野寮がちゅーピープールに移転計画! 「カープが強くなるため」に動いた行政と企業の意図をプレゼン!【アナたにプレゼン・テレビ派】

2024年2月2日 1:11
カープの大野練習場と大野寮がちゅーピープールに移転計画! 「カープが強くなるため」に動いた行政と企業の意図をプレゼン!【アナたにプレゼン・テレビ派】

広島テレビのアナウンサーが気になるテーマを自ら取材してお伝えする『アナたにプレゼン』。宮脇靖知アナウンサーが、カープの大野練習場と大野寮の移転についてお伝えします。

海側に面した大野練習場から、北西に直線距離で500メートルほど離れた場所に『ちゅーピーパーク』があり、この中に移転する計画が上がっています。現在の大野寮の練習場敷地が、大体8000平方メートルで、ちゅーピープールが2万平方メートルということから、およそ倍ぐらいの大きさの施設に生まれ変わります。ちゅーピーパークと大野練習場は、どんな場所だったのでしょうか。

この場所は、『チチヤスハイパーク』というレジャー施設でした。旧チチヤス乳業が1964年に開園し、多くの家族連れで賑わうレジャー施設でした。施設の中には『チチヤスダイヤモンドプール』というプールがあり、夏の夜にはナイトプールを開園していた時期もありました。

『ダイヤモンドプール』は、2007年にリニューアルして、『ちゅーピープール』となりました。2004年から、中国新聞社が旧チチヤス乳業から土地を購入し、ちゅーピーパークが誕生しました。その中にプールが開園し、夏には多くの人が楽しむ場所に、今もなっています。

そして、この場所に今回移転の計画があるのが、カープの大野練習場と大野寮です。大野練習場は、1980年に完成した屋内総合練習場です。完成の前年の79年、そして80年と、2年連続でカープは日本一に輝いており、落成式も豪華だったそうです。この練習場では、山本浩二さんや衣笠祥雄さんなど、当時のカープの主力も、この練習場でシーズン前などに自主トレをしていました。

そして1984年に、合宿所として大野寮が誕生し、入団したばかりの選手たちが入寮しました。104号室は、いわゆる「出世部屋」として広く知られており、メジャーリーガーの前田健太投手や、大瀬良大地投手など、エースたちが過ごしました。そして、ドラフト1位の常廣羽也斗投手も「出世部屋」に入りました。数々の名プレーヤーが過ごした大野寮も移転する計画になっています。

おすすめ