藍場浜公園西エリアでの新ホール整備へ　知事「従来の県市協定を終了させ新協定を」【徳島】

（後藤田正純徳島県知事）
「（新ホール）建設地の変更に合わせた、藍場浜公園西エリアでの新たな県市基本協定を結びたいと考えている。従来の県市基本協定については、これまで県市が担ってきた役割や引き継ぐべき項目などを整理したうえで終了させたいと考えるところだ」

これは2月18日の徳島県議会で最大会派である県議会自民党の須見一仁議員の質問に答えたものです。

後藤田正純徳島県知事は、徳島市の藍場浜公園西エリアでの新ホール整備を前提とした県市基本協定を新たに結び直す考えを示しました。

新ホール整備を巡っては、旧文化センター跡地での建設を前提とした徳島県と徳島市の基本協定が結ばれていて、それに基づき徳島市は予定地の一部にある徳島市の土地を徳島県側に無償で譲与しています。

（後藤田正純徳島県知事）
「（徳島市から）無償で譲り受けた土地の扱いについては、藍場浜公園西エリアへの（新ホールの）建設地変更を受け、徳島市が（協定の）解除権を行使する場合には、契約の規定に従い土地を返還したいと考えている」

後藤田知事はこのように述べ、徳島市から無償譲与を受けた土地について、徳島市が求めた場合は返還する考えを示しました。

この後藤田知事の発言に対し遠藤彰良徳島市長は、「徳島市が市議会の意見を踏まえて県に申し入れていたことに、真摯に対応していただいたものと受け止めている。こうした方針を市議会にも十分説明し、新ホールの一日も早い整備に向け、県市協調で取り組んでいきたい」と、コメントしています。