「徹底した対策できた」遠藤市長が南海トラフ地震臨時情報の発表下で行われた徳島市の阿波おどりについて述べる【徳島】

8月11日から15日まで開催された徳島市の阿波おどりでは、南海トラフ地震臨時情報の発表を受け、演舞場では避難経路図の掲示や場内アナウンスによる呼びかけなどの対策が取られました。

こうした対応について、遠藤彰良徳島市長は、8月22日の定例会見で次のように述べました。

（遠藤彰良徳島市長）
「本当によくやってくれたと思います。時間も短い中で、かなり徹底した対策ができたと思っています」

このように述べた遠藤市長は、徳島市の職員やボランティア、そして阿波踊り連の協力のもとで十分な対策ができたと振り返りました。

また、後藤田正純徳島県知事から一部の演舞場で防災上の懸念があると指摘を受けた件については、「心配していただき感謝している。より良い対策に向け進んでいきたい」と、述べました。

このほか、この日は徳島市議会9月定例会に提出する総額約14億1800万円の一般会計補正予算案が発表されました。

徳島市内の91か所の指定避難所に手すり付きポータブルトイレを配置する事業に約1500万円を計上するなど、地震対策に重点が置かれています。