確定申告の受け付け始まる インボイス制度導入で消費税の申告する人の増加も予想

2023年分の所得税の確定申告の受け付けがスタートしました。去年10月に導入された消費税のインボイス制度によって変わることとは?

受け付け会場の一つ、熊本市の熊本城ホールでは、朝から長い列ができていました。
■花木瞳記者
「今年は、インボイス制度の導入により初めて消費税の確定申告をする人も多くなると予想されています」

去年10月に導入されたインボイス制度。熊本県内では、今まで消費税の免税対象だった事業者のうち約1万4000人が導入し、今年から課税対象になる見込みです。

■熊本西税務署 森千里さん
「これまで消費税の申告義務がなかった方についても、インボイス発行事業者の登録を行った方については消費税の申告が必要になって来ますので、申告の方お忘れなくお願いしたいと思います」

確定申告で年々増加傾向にあるのが、パソコンやスマートフォンで手続きできる｢e-Tax｣の利用です。

熊本国税局によりますと、去年は県内の確定申告の対象者28万3338人のうち、約71%がe-Taxを利用していて、全国平均の65%を上回っています。

■スマホで申告を終えた人
Q申告はパソコンで?スマホで?
「スマホです。スマホが早いし、良いですね」
■申告した人
「職員の方のサポートがあって助かりました。分からない事だらけだったので、来て良かったなと思います」

所得税の確定申告の期限は3月15日、消費税は4月1日までの申告が必要です。