長時間のスマホ→目に悪影響? 「スマホ内斜視」で年単位の治療期間も
記者のコトバ、今回のテーマは「スマートフォン」。今や生活に欠かせないものですが使い方によっては目に悪影響を与えてしまいます。街の皆さんに普段のスマホの使い方を聞きました。
【VTR】
■10代女性(1日3時間ほどスマホ使用)
「SNS見てます」
■50代男性(2~3時間使用)
Q目が疲れたりしないですか?
「それはちょっとあります。歳も歳なんで」
■10代男性(4~5時間)
「大体この3年間くらいでメガネがないと生活できないくらいにはすごく落ちました」
■30代女性(小5・小3の親)
Qお子さんってスマホでYouTubeとか見られています?
「ずっと見ていますね。上の子はちょっと視力が下がってて眼科で注意されているので時間制限とか持っているけれどなかなか言うこと聞いてくれないのでそこが心配ではあります」
【スタジオ】
(永島由菜キャスター)
街で話を聞く中で多かったのが「視力が落ちた」という声です。県が、若者の視力に関する調査をまとめています。
「裸眼視力1.0未満の高校生」の割合です。6年前の2019年度が52.7%でしたが、2021年度は70.1%、2022年度になると78.6%まであがっています。眼科医は、スマホの長時間利用が原因の1つとして考えられると話します。
【VTR】
熊本市中央区の大江眼科・芳賀彰院長は、スマホが普及する前と比べ年代に関わらず目の不調を訴える患者が増えているといいます。
■大江眼科・芳賀彰院長
「特に最近印象的だったのが、70代の女性とかでご自身でスマホを使いすぎてすごく疲れて、ドライアイがあってという方なんかはやっぱりちょっと驚きましたね」
スマホの使いすぎが原因とみられる代表的な症状としてドライアイや眼精疲労、近視の他にあげられるのが「スマホ内斜視」です。「内斜視」とは目が内側に寄る症状のこと。スマホやタブレットの画面を見続けることも原因の1つとされています。