干潟や湿地保全のワークショップ
八代市で24日、干潟や湿地保全のワークショップがありました。
八代市の自然環境保護団体「次世代のためにがんばろ会」が、球磨川河口の塩生湿地を通して自然環境保全や生態系の再生を目指し未来へ受け継ぐことを目的に開いたもので、八代市の中高生などが加入する「エコユースやつしろ」のメンバーなど約30人が参加しました。
ワークショップでは、国土交通省八代河川国道事務所の向田清峻流域治水課長が、10年前から取り組んでいる球磨川中下流部の掘削土砂を活用して堤防側から水域側まで緩やかに土砂を盛り、生物の生息・生育環境を創る「エコトーン」についてこれまでの効果などを話しました。
このほか、海洋生物の保全対策やアマモ再生の取り組みなどの講演がありました。
「次世代のためにがんばろ会」は今後、地元コミュニティや学校などと連携し、地域全体で環境教育や自然観察の機会を提供していきたいとしています。