明治期前から伝われるとされる古代楽を奉納 南関町・小原菅原神社の祇園祭
南関町の小原菅原神社で13日、祇園祭が行われ、町指定無形民俗文化財の古代楽が奉納されました。
南関町小原区に明治期前から伝わるとされる古代楽は、気が荒く乱暴な祇園の神スサノオノミコトを他の神たちが能楽によって鎮めたという言い伝えに由来していて、毎年、祭りの日に奉納されます。
祭りの前には、住民たちが化粧をして準備に取りかかりました。そして楽手たち14人が、太鼓と笛の演奏や舞を披露しながら地区を練り歩きました。その後、神社の境内を回り、色とりどりの仕掛け花火が鳴る中、拝殿に向かって古代楽を奉納し、五穀豊穣や無病息災を祈願しました。
■住民
「こんなに華やかにあったのは久しぶりです。小原地区のみなさん、祈願ができていいことがあると思います」