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被害額は去年同時期の1.5倍 特殊詐欺の撲滅を 熊本県警で「県民の会」総会

2024年8月7日 19:15
被害額は去年同時期の1.5倍 特殊詐欺の撲滅を 熊本県警で「県民の会」総会
熊本県警 宮内彰久本部長

「電話でお金詐欺」など特殊詐欺の撲滅を目指す会合が7日、熊本県警察本部で開かれ、防犯機能付きの電話機の購入を支援するキャンペーンなど対策の周知に取り組むことを確認しました。

県警本部で開かれた「特殊詐欺の被害をなくす県民の会」の総会には、警察や金融機関などの関係団体から40人あまりが出席しました。総会では、県警の担当者が電話で親族などを名乗り、現金やキャッシュカードをだまし取る「電話でお金詐欺」の被害について報告しました。

それによりますと、今年の県内の被害は、6月末時点で35件で前の年の同じ時期に比べて30件減っているものの、被害額は6000万円増え、約1億7700万円に上っています。

■熊本県警 宮内彰久本部長
「高齢者をはじめとする固定電話の利用者を狙ったオレオレ詐欺が最も多く、副業名目の詐欺により、若い世代の被害も発生するなど、県民の誰もが被害にあうリスクがあると言えます」

総会では、来年3月まで行っている防犯機能付きの電話機や自動通話録音機の購入を支援するキャンペーンなどを周知し、未然に被害を防ぐことなどを確認しました。